宮沢賢治と橄欖の森

賢治作品に登場する植物を研究するブログです

湘南四季の花

湘南四季の花-Winter-

茅ヶ崎海岸(えぼし岩) 早春の植物を含む 1.オオイヌノフグリ (オオバコ科) 地上の星 早春,道路わきの陽だまりなどで瑠璃色の美しい花を咲かせ,我々の目を楽しませてくれるのが「オオイヌノフグリ」だ。花は直径8ミリほどだが,その形と色から「星の…

湘南四季の花-Autumn-

大磯町郷土資料館 1.カワラナデシコ (ナデシコ科) 撫でてやりたい愛娘 秋の七草の1つで大和撫子ともいう。神奈川では昔相模川の河原などで見ることができたらしい。秦野市や平塚市民の花でもある。花は淡紅紫色で花弁は細かく糸状に切れ込む。「撫子」…

湘南四季の花-Summer-

1.ネジバナ (ラン科) 公園の芝生の中でよく見かける。県立大磯城山(じょうやま)公園では6月頃から咲き始める。高さが20センチくらいで雑草のように見えるがこれでもラン科の植物である。ルーペなどで拡大して観察すると花がカトレアのようにも見えて…

湘南四季の花-Spring-

1.シロツメクサ (マメ科)よつ葉を見つけるとちょっと楽しくなる。これは花にもいえそうだ。賢治の童話『ポラーノの広場』には,野原一面に咲くシロツメクサの花がでてくる。夕暮れになると花がランタンのように明るく輝く。花には番号が付いていて,その…