宮沢賢治と橄欖の森

賢治作品に登場する植物を研究するブログです

2024-02-28から1日間の記事一覧

賢治が「業の花びら」を幻視した時期に生じていた慢心について (11)

賢治の詩「三一四〔夜の湿気と風がさびしくいりまじり〕」(1924.10.5)で幻視した「業の花びら」は「慢心」の「罰」によるものであることを述べてきた。本稿では賢治の「慢心」がどのようなものであったのかについて考察する。 「慢」を生む原因の1つに成…